メニュー

【大切なお知らせ】生活習慣病管理料への移行について

 いつも当院をご利用頂き誠にありがとうございます。

 このたび、令和6年6月からの診療報酬改定にともない、特に生活習慣病(高血圧、2型糖尿病、脂質異常症の3疾患)にて通院されている患者様の窓口負担と診療システムが若干変更になりましたのでご説明申し上げます。

 皆さまご存知のように全国的に高齢化は急速に進み、昨今の生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病)の患者数ならびにそれらに起因する心血管・脳血管疾患や認知症の患者さんの数は加速度的に増えております。それらの発症ならびに進行が十分に抑制できていない理由として、高齢化以外に十分な管理が行き届いていないまま、ただ内服を継続しつづけている医療(臨床イナーシャ)が昨今問題になっています。具体的には、高血圧の患者さんのなかで、十分に血圧管理ができているのは、患者さん全体数の30%程度に過ぎないといわれています。

 そのような背景の中、厚生労働省は令和6年(2024年) 6月1日から診療報酬を改定し、これまで診療所で算定してきた『特定疾患療養管理料』から「高血圧、脂質異常症、糖尿病」の3疾患を対象疾患から除外し、新たに新設された個人に応じた療養計画に基づき、より専門的・総合的な治療管理を行う『生活習慣病管理料』へ移行するよう指示がありました。

 

 当法人(ひらざわ内科ハートクリニック、訪問看護ステーションほがらか)では、2019年(令和元年)の開業当初から、“未病の段階から、終末期まで”患者さんの不安に寄り添う“ことをモットーとし、医師による診察・投薬だけでなく、保健師、看護師による生活指導、栄養士による食事指導など多職種連携にて生活習慣病管理を行って参りましたが、さらにそれをブラッシュアップさせることを目的とし、以下のように診療システムを変更いたしました。

 

  1. 生活習慣病のため初診で来院された患者さんには、その疾患への理解を深めていただくために、事前に簡単な疾患の説明書をお渡しします。
  2. その上で初診患者さんには、看護師より生活習慣状況などを対面でヒアリングさせていただき、問題点があればそれを抽出します。
  3. その後医師の診察になりますが、必要な検査データを揃えた上で、患者さんとともに具体的な治療目標を設定し、療養計画書を作成します。
  4. 作成した療養計画書の内容に同意いただけたら、それに署名をいただき治療が開始されます。

 

 これまで、すでに当院で治療をお受けになっておられる再診患者さんに関しては、上記1、2のプロセスは省略し3からとなるため、療養計画書の作成以外はこれまでと変更はありません。

 

 作成した療養計画書は4か月ごとに改定していくため、適宜検査や栄養指導、保健指導などを患者さんお一人お一人と相談しながら治療を進めさせていただきます。

 

 以上、皆さまが、より少ないお薬で、より大きな効果が得られ、健康寿命がより長くなるよう法人スタッフ一同尽力していきますので、今後ともご協力をお願い申し上げます。

(参考)患者さんの窓口負担

例:糖尿病で診療所に月1回、外来通院中の方(3割負担)の場合

※上記は参考例です。年齢や保険の種類、各種加算によって異なります。

医療法人 ひらざわハート
理事長 平澤 元朗

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME